「女系天皇」推進論者は「革命家」である 歴史上、女性天皇は八方・十代存在する。
具体的には、以下のとおりである。
(1)第三十三代・推古天皇、(2)第三十五代・皇極天皇(重祚され第三十七代・斉明天皇)、(3)第四十一代・持統天皇、(4)第四十三代・元明天皇、(5)第四十四代・元正天皇、(6)第四十六代・孝謙天皇(重祚され第三十八代・称徳天皇)、(7)第百九代・明正天皇、(8)第百十七代・後桜町天皇。
しかし、いずれの天皇も男系の女性天皇であり、しかも、その女性天皇が、他家から婿を迎えた例など、わが国の歴史上、一例もない。
当然のことながら、女性天皇が、その婿との間に子を成されたという例も、ましてやその子が天皇に即位した例も、わが国の歴史上には、一例もない。
“建国以来、一例もないことをせよ”というのが、「女系天皇」推進派の主張であるが、これは明らかに“易姓革命”の主張である。
世界では「男系」が途絶えて「女系」に移れば、“別の王朝”になったとみなされる。それが、今の国際常識なのである(中西輝政氏「週刊新潮」平成十七年十二月七日号)。
神武天皇以来、連綿として護持されてきた「万世一系」の皇統を破壊する「女系天皇」の推進論者と、それを擁護する人々は、「革命家」とその「支援者」にほかならない・・・というしかない。(つづく)